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HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第297号
 
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                           2010.09.21  vol.00297

おはようございます!

空室対策アドバイザーの 竹末 治生です。

いつもメールニュースの講読ありがとうございます。


さて、、、

最近は、企業(テナント)の家賃値下げや撤退が引きも切らずあります。


先日、ある中小企業の社長さんが私の事務所へ相談に来られました。


自社のビルを25年前にある大手企業に社員寮として
一括で貸していたが、この度、企業側から通告があったそうです。


「ビジネス環境が厳しくなり全て白紙解約したい」
という申し出です。


要は、社員寮の撤退ですね。


社員寮は企業のニーズや要望に応えて建設していますので
プランや間取り、仕様設備を変更するのは大変です。


工事費のことも当然ですが
また、借入金の返済期間は35年ですから
後、10年分の残債があります。


しかし、企業というところは、
自分たちのエゴで動いていますから
建設当時の低姿勢など、担当者の交代とともに忘却のかなたです。


家主側は多少の抵抗をしながらも
結局は、泣く泣く要求を呑まざるをえません。



実は、

こういったことは
15〜20年前のバブルが弾けた時代に
たくさん起こっていたのです。


当時は、戦後初めて銀行や大手証券会社が倒産し
日本の資本主義経済は未曾有の危機だったのです。


私は当時、大手建築メーカーで現役の営業として
活躍していましたので
そのような事例をたくさん見てきました。


建設会社が建設した事業用の建物で
事務所や倉庫、ビル、社員寮など

企業が契約期間満了を待たずして
敷金や保証金、建設協力金を放棄し
どんどん出て行ったのです。


オーナーさんは少々の保証金返還では
建設借入金を埋めることもできず
土地ごと売却した大家さんも少なからずいました。


このとき、私は「企業を信用してはいけない」ということ
を学習し頭に叩き込みました。


このことからこういうことがいえます。


人間は「痛み」でさえすぐに忘れる動物だと・・・


15、20年前、あれほど痛い目にあいながら
3年前のミニバブルの崩壊が読めなかった企業も
たくさんあったでしょう。


それが今回の
大手不動産会社の倒産や建設会社の倒産です。


余談ですが

海の向こうの、中国の不動産価格の高騰も
遅かれ早かれバブルが崩壊します。


当の本人たち(中国の人たち)はお祭りの渦中にいるので
気づいていないでしょうが、

海の向かい側にいる私たちは冷静に判断できるんですね。


不動産価格が高騰して天まで上がれば後は下がるしかない。
これ、「自明の理」ですよね。

日本の経済の過去の歴史を振り返れば一目瞭然といえます。


その点、今回の不況、日本の大企業は利口ですから
20年前のバブルの資本経済の歴史を土台として
履修をしていますので、立ち直りがとても早い。


今の時代、企業の歴史は短いです。
大企業は別格として10年先の予測は不可能です。


大企業でさえ、自己保身のため、派遣社員を切り捨てる時代です。


歴史を鏡として学び、時代を常に先読みし

企業や国がいつまでも守ってくれないことを
前提にして賃貸経営を考えていかなければなりません。


あなたの持っている
アパートやマンション、テナントは大丈夫ですか?
 
 最後までお読みいただきありがとうございます。

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