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HOME >> 【アパート経営で成功する人・失敗する人】 バックナンバー >> 〜第170号
 
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 2009.1.03 vol.00170

 さて、
今日はチョッと長めです。




 景気が悪くなると必ずマスコミがバカ騒ぎし
 毎日、新聞や雑誌で「不況!」「不況!」の大連呼ですね。

 むしろこの状況を楽しんでいるかのような気さえしますね〜。



 すると、コンサルタントさんが

 「そんなことはない、こんな時こそ顧客を大事にしろ!」
 「不況を脱する道は既存客をフォローすることだ!」

 と叫びますよね。


 いい加減、聞き飽きましたよねぇ。



 その人たち14、15年前
 バブルが崩壊して不況になって
 銀行の破綻や企業のリストラが始まって
 経済が混乱していたとき

 ビジネスの最前線にいた人達ですか?

 それを乗り越えた人たちですか?

 そのとき20代ぐらいでペーペーだった時じゃあないですか?



 その時もそのようなコンサルタントたちが

 「顧客が全てだ!原点に戻って顧客を大事に!」

 といっていたと思います。


 また同じことを言っているんだなと思いますね。


 「顧客を育てる」ということは時間が掛かるものなんですよ。


 いまさら、顧客に手のひらを返したように
 擦り寄ったって、顧客が振り向いたりしてくれるもんですか?
 

 私は経験的にそういいたいんですね。






 実は


 私はそのころ40歳ぐらいの年代で
 (年齢がばれてしまいますが・・・)
 バブル崩壊を体験した貴重な人間なんですね。


 35年前のオイルショック時も体験しています。

 そのときは大学生の身分で、現象的なことは
 体験しましたが、社会のしくみがまだ
 よく理解できていませんでした。



 バブル終焉ごろ

 それはもう、あるメーカーに在籍していて
 仕事も脂が乗り切っている時期ですから

 鮮明に覚えていますよ。





 銀行や証券会社、ゼネコンなどが
 バタバタ倒れて

 「日本株式会社」の構造的な大変革が起き

 ほとんどの企業が、日本固有の伝統的な企業文化
 である「終身雇用、年功序列」をカンタンに
 切り捨てるという事態にもなりました。

 ここら辺から、日本人の企業に対する忠誠心が
 変わってきたように思えます。

 そして今はほとんどの企業が「能力主義」とかいう
 欧米型の雇用システムに変わっているんですね。




 それから、

 バブルが崩壊して1〜2年経った頃から
 それまで建てればすぐ満室になって
 イケイケ ドンドンだった賃貸市場が
 極端に悪くなり

 新築のアパートやマンションに
 突然、入居者が入らなくなってオタオタしたことがありました。



 だから、

 今回の不況も15年前と同じように

 突然!の入居不振に陥る可能性は
 十分にあると思いますよ!







 でっ、ですね。


 そんなバブル崩壊の不況の時代に
 右も左も「仕事がない」「仕事がない」
 と言ってたとき

 私はその人たちの嘆きを尻目に
 たくさんの仕事を抱えていました。
 (営業ですから受注ですね。)


 「どうして俺だけ仕事があるのに他の人たちは
 仕事がないんだろうなあ?」

 「考えられないよなぁ・・・・・ フッフッフッ!」

 って、思わず快哉を叫びましたよ。
 
 「ありがたい仕事だなーぁ」って感謝もしました。






 思い起こしてみると・・・


 バブル華やかな時代から崩壊まで

 その前ぐらいから、地道で泥臭い営業活動
 を10年間ずーとずーと、やっていたんですね。

 問屋さんのような御用聞き的なルート営業でなく
 もっとかっこ悪い「訪問営業」です。



 毎日こつこつと
 地主さんから水をかけられ?
 或いは犬に吠えられ追いかけられた?
 こともありました。


 そういったことを10年ぐらい掛けて
 辛抱強くお客様をじっくり育て
 お客様を少しづつ増やしていったんです。



 だから


 バブルが終わって、ほとんどの業界が駄目になって
 周りの営業マンも落ち込んだ・・・。

 しかし、わたしの仕事は一切、落ちなかった。

 逆に「絶好調!」だったんですよ。


 私自身バブルの恩恵は被らなかったけれど
 バブルが終焉してはじめて自分の営業スタイルは
 変わっていないことに気づいたんです。


 別に自慢したくって話しているんではないんですよ。



 今まで零細や中小の人で・・・

 地道に顧客活動に努力してきましたか?

 顧客との関係を疎かにしていませんでしたか?

 今までのルートで胡坐を掻いていませんでしたか?

 ということを問いたいんです。



 今まで努力していなかった企業さんは
 今回の急激な変化についていけなくなってしまったんです。

 残念ながら

 15年前のバブル崩壊の体験が生かされていなかったわけですね。
 ほとんどの企業や社員が目先のことしか考えていなかったんです。




 またまた古臭い格言ですが
 商売は「儲ける」と書いて「人を信じる者」と読むそうです。


 いろいろな商売がありますが
 こと、私の仕事に関しては

 ありきたりの言い方かもしれませんが

 『顧客との信頼関係』

 という原点があったからこそ
 不況に対して影響がなかったのではないかと思うんですね。


 建築を受注するという仕事でしたが
 けっこうリピートがある仕事でして


 あるオーナーさんからは20年付き合って
 その間になんと5回も建物を建てさせてもらったこともあります。
 平均すると4年に一回ですね。


 これも、顧客との信頼関係を長く続けてきたおかげなんですね。

 耐えることは辛いんだけど、
 5年先10年先を見据えた営業を、
 した結果なんです。


 
 残念ながらコレが大企業も中小もできないんですよねぇ〜〜

 どうしても、目先を追ってしまう・・・

 私が在籍していた企業内の連中でさえ
 理解できなかったぐらいですからね。



 でも

 もう一度考えて欲しいんですが

 企業さんは、今一度顧客との関係を見直し
 わたしがやっていたことと同じことをやれば

 きっと不況を乗り越えることができると思いますよ。


 今日は経営コンサルタントのようなお話で
 正月から辛口でした。    (笑)


 最後まで読んで頂いて ありがとうございました。

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